目次
錆の表現塗装③「大きな錆」
今回は放置されてサビたザクをジオラマで作ります。朽ち果てた感じで作りますので、広い面積にサビを載せます。小さい錆や捲れあがった錆については、以下の手法を見てください。
●錆の表現塗装①「チッピング」
●錆の表現塗装②「めくれた錆」
●プラモデルの錆塗装が簡単にできる「スタンピングスポンジ」チッピング手法
使用する物
使用する塗料は、クレオスのMr.ウェザリングカラーです。製品名の通り、ウェザリング専用の薄めの塗料です。塗ったりドライブラシをしたりと、使い方は色々とあります。
●墨入れとウェザリングに便利「Mr.ウェザリングカラー」
今回は全体的に色を乗せますので、塗料は多数の色を使います。
薄い錆：ラストオレンジ
濃い錆：ステイブラウン
腐った錆：マルチブラック
埃：マルチグレー
固まった埃：グレイッシュブラウン
薄い錆を塗るのに便利なラストオレンジ
錆の塗り方
①薄い錆：ラストオレンジ
まずはラストオレンジを使用します。雨水で錆びた部分として使いますので、全体的に塗ります。Mr.ウェザリングカラーのラストオレンジは乾燥が遅いので、この量を塗ると１日は乾かした方が良いですね。１日経っても乾燥しない部分もあるので、要注意です。
②濃い錆：ステイブラウン
濃い錆をラストオレンジの中に塗ります。ラストオレンジを塗って濃くなった場所へステイブラウンを追加する感じです。
③腐った錆：マルチブラック
細筆で、マルチブラックをちょんちょんと乗せていきます。
④埃：マルチグレーorグレイッシュブラウン
どちらを使うかは、汚し方によります。情景に合わせた方を使ってください。①～③の錆に埃を乗せる事で、リアル感を出します。今回はグレイッシュブラウンをドライブラシで塗ることで、錆に上にうっすらと埃を乗せています。
その他
- 塗った直後は光沢がありますが、乾くと程よい艶消しとなります。
- 場合によっては、タミヤウェザリングマスターを混ぜ込んで使用すると、錆の中にメタリック感が出ます。
最後に
この手法は大きな錆の表現は組み合わせとなります。色々な錆の中のワンポイントとして入れる事で、効果が出ます。
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