【解説】色々な合わせ目消しの方法

【解説】色々な合わせ目消しの方法

色々な合わせ目消しの方法

 

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ガンプラの一部箇所で発生しまうパーツの合わせ目。この合わせ目を消す方法としては、いくつかの方法があります。この合わせ目消しの方法を説明します。

 

HGに多い、合わせ目

最近のガンプラはよく出来ているので、合わせ目も少ないです。とは言え一部合わせ目が出来てしまっているモデルもあります。HGは多いですね。また、旧キットは合わせ目だらけです。
HGザクの場合、ショルダーアーマーに合わせ目ができてしまいます。これは何とか消したいですね。

旧キットに多い合わせ目

 

流し込み接着剤を使った合わせ目消し

私が一番多用しているのが、この方法です。パーツを組む際に接着剤をパテ代わりにする方法です。

手順

  1. パーツを組み込む。組む際に、髪の毛1本分程度の隙間を作る
  2. 隙間に流し込み接着剤を流し込む。接着剤を満遍なく流し込んでください。
  3. 10秒程度待ってから、パーツをギュッと組み込むと、ムニュっと接着剤+溶けたプラスチックが出てきます。
  4. そのまま乾燥させます。1日程度乾燥させると固い状態から削る事が出来ます。半乾きでも削れますが、ヤスリが目詰まりします。
  5. はみ出た箇所を削ってください。
流し込む隙間の例
流し込む隙間の例
はみ出た接着剤
はみ出た接着剤

補足や注意点

●カッター等ではみ出た部分を削り取りしてから、ヤスリ掛けを行うと楽になります。
●そのままの状態や削り取りのみをすると、溶接跡みたいになります。これはこれで使えますね。
●タミヤセメント(流し込みタイプ)を使用しています。速乾タイプは使っていません。速乾タイプはサラサラ度が高いので、ムニュっと接着剤が出てきにくいからです。

デメリット

●隙間を埋める事しか使えません。

流し込み接着剤

タミヤセメント 流し込みタイプ

Mr.セメントS 流し込みタイプ

 

瞬間接着剤を使った合わせ目消し

流し込み接着剤の場合、乾燥までに時間が掛かります。その際に便利なのが、瞬間接着剤を使う方法です。

手順

  1.  パーツを組む前に、パーツの合わせ目部分に瞬間接着剤を付けます。瞬間接着剤は多めに付けてください。
  2.  パーツを組みます。パーツをギュッと組み込むと、ムニュっと接着剤が出てきます。
  3.  はみ出た箇所に瞬接硬化スプレーを吹き付けます。
  4.  そのまま乾燥させます。接着剤と瞬接硬化スプレーの種類にも寄りますが、3分程度乾燥させせばOKです。
  5.  はみ出た箇所を削ってください。

補足や注意点

●瞬間接着剤のみでは乾燥までに時間が掛かります。瞬接硬化スプレーの使用が必要です。
●瞬接硬化スプレーは塗装を溶かしたり劣化させますので、塗装前に行う事が必須となります。
●とても固くなるので、削るのが大変になります。プラスチックよりも固いです。
●となると、埋めるのにも使えますね。
●瞬間接着剤はゼリー状が使いやすいので、こちらを使ってください。

デメリット

●塗装後に行えない。
●とてもとても固い

瞬着硬化スプレー

ガイアノーツ マテリアルシリーズ M-08 クイックハードスプレー


ウェーブ 瞬着硬化スプレー

 

パテを使った合わせ目消し

昔から使われているのが、パテを使った合わせ目消しです。前述は合わせ目部分しか使えませんでしたが、パテを使えば造形や面のパテ埋めも行う事ができます。

手順

  1. パーツを組みます。この際に接着剤で着けてください。接着剤無しだと、パーツが動いた際にパテ埋めした箇所にヒビが入ってしまいます。ショックです。
  2. パテを合わせ目消ししたい場所へ塗ります。
  3. そのまま乾燥させます。薄い塗りだと1日程度ですが、厚めに塗ると完全乾燥までに3日程度かかります。
  4. はみ出た箇所を削ってください。

 

パテ盛り後にヤスリがけをした例
パテ盛り後にヤスリがけをした例
パテ盛り塗装後
パテ盛り塗装後

補足や注意点

パーツの造形を変える事が出来るのは、パテ盛りです。接着剤方法では行えません。
●乾燥するとヒケがでます(乾燥によってパテが痩せた状態となり凹む)。これを計算した上でパテを盛る必要があります。
パテ埋めする箇所をヤスリ掛けしておく事。そのまま行うとツルツル過ぎて、パテが剥がれ落ちてしまいます。

デメリット

●乾燥に時間が掛かる。完全乾燥には3日程度。

 

 

増加装甲を付けて合わせ目消し

これは合わせ目消しと言うよりも、誤魔化しの部類となります。合わせ目部分にプラ板を張り付けて増加装甲とする方法です。合わせ目も消せて、ちょっとしたカスタム感を出す事ができます。

手順

  1. パーツを組みます。
  2. 合わせ目消ししたい場所に、プラ板を張り付けます。
  3. そのまま乾燥させます。

プラ板で合わせ目消し

プラ板で合わせ目消し

補足や注意点

●造形を変える事になりますが、これが一番手っ取り早い方法かと思います。削るの面倒くさいし。粉出るし。

デメリット

●HGザクですと、腕にも合わせ目が出来ます。この部分にはモールドがあるので使えませんね。

 

ヤスリ掛け

一生懸命にヤスリ掛けを行って塗装。合わせ目がキチンと消えていないのって、塗装してみて初めて気が付きます。これはショックですよね。まぁ、こうなったら仕方がないので、ウェザリングやパステルシャドーで誤魔化すんですけど。

合わせ目がキチンと消えていない
合わせ目がキチンと消えていない

ヤスリスティック

WAVE ヤスリスティック。板棒状になっているヤスリです。形状がプラモデル用になっているので、ヤスリがけが行いやすいです。大きい面には、今でもヤスリスティックを使用しています。


ウェーブ・ヤスリスティック(400,600,800番)

電動ポリッシャー

最近は電動ポリッシャーを使っています。クレオスのMr.ポリッシャーPROです。削り600番、磨き1000番です。合わせ目消しでは、これが一番楽に作業できています。

GSIクレオス Mr.ポリッシャーPRO「パテ埋めのヤスリがけが楽になる」

ルーター

大きく削る場合は、ルーターを使用しています。瞬間接着剤を使った合わせ目消しの場合、Mr.ポリッシャーPROではパワー不足です。ルーターで荒削りを行ってから電動ポリッシャーで仕上げをしています。

パテ埋め後の荒磨きや加工に便利なミニルーター

 

最後に

流し込み接着剤を使った合わせ目消しを一番多用しています。まずは設計図を見て、合わせ目が発生する場所を確認してください。その後、合わせ目箇所を先に組み立てて、合わせ目消しの対応を行えば、効率も良いかと思います。綺麗に消せたら、とても嬉しくなる作業ですので、自分なりの方法を見つけてください。

 

 

 

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